南側にある庭園
円山公園では、いろんな植物を見ることができます。といっても、大部分は多くの木と草なので、いろんな植物が咲いてるよねというイメージを持っている人は少ないかもしれません。
また、植物と言えば桜の木が人気のため、桜の木の下でお花見をするイメージが強いですが、その他の植物もちゃんと咲いています。
と言っても、あちこちに咲いているというのではなく、庭園のような形で人の手が加えられた花壇のような感じですね。
広さから言えば、公園全体の10分の1にも満たない広さですが、決して狭い広さではなく、むしろ十分な広さがあります。円山公園自体が広大なため、植物が咲いてるエリアが狭く感じられるだけなんです。
場所は公園内の南側にあります。ちょうど、地下鉄東西線の円山公園前駅をおりて徒歩10分くらい歩いたところ。
公園の入り口を入ってすぐのところですね。左手の方に見えます。お花が咲きやすいように手入れされた土や仕切りなどがあって、ちょっとしたお花畑のような景色に見えます。
円山公園内で見れる木々
円山公園といえば、やっぱり多くの木です。それもそのはず、山の麓にある公園ですからね。普通の公園と違うのは、圧倒的な自然の大きさです。
散歩道の脇を多くの木が生い茂っています。木の種類は主に以下の通りです。
- カツラ
- カラマツ
- スギ
- ヨーロッパクロマツ
- エゾヤマザクラ(オオヤマザクラ)
- エゾニワトコ(ニワトコ)
- ニセアカシア
- エゾエノキ(エノキ)
などです。正直、どの木が何なのか区別がつきません(笑)。かろうじて分かりそうなのが、スギとか、カラマツくらいでしょうかね。
傍から見れば、どれも同じような木にしか見えないですが、いくつかの木には、種類が分かるように「○○の木」と書かれた札が幹につけられています。
隣接する北海道神宮との境目は、ちょっとした斜面になっていて多くの木々が生い茂っており、都会の中にある大自然という田舎を感じさせるエリアになっています。
公園の周りには道路があって、普通に車が何台も行きかっており、街中であるとわかるのですが、一歩公園内に入ると、そこはもう自然あふれる田舎という感じですね。
やっぱり桜の木が人気!
円山公園にある植物と言えば、やっぱり一番人気は桜の木です。北海道は毎年4月~5月にかけて桜が満開になります。
年にもよりますが、3月まではまだ雪が残っていて、下旬でもたまに雪の日があります。徐々に暖かい日も増えて、雪も解けていくのですが、たまに4月になっても小さな雪が降ることも珍しくありません。
近年では、冬の期間が短くなり3月でも十分に春を感じる日が多いですが、それでも桜の花が咲くのは4月下旬から5月上旬にかけてです。
ちょうど、ゴールデンウィークの時期と重なるので、連休にお花見をしにくるお客さんが大勢いらっしゃいます。
家族連れはもちろん、大学生のサークルやイベントの集まり、会社の仕事仲間同士の集まりなど、大勢の人が集まる時期です。ここ数年は公園内での集まりも自粛されてましたが、今年は解禁されそうですね。
自粛前は警察も見回りにくるほど多くの人が集まってきます。バーベキューの白い煙がもくもくとあちこちであがっていて、酔った人がワイワイと騒ぐ様子が楽しげでした。
また、公園内の桜もきれいですが、道路を一本挟んで南側にある野球グラウンドのある敷地の方にも、桜の木が並んでいます。
ちょうど、円山動物園へ向かって道路を歩いていく最中にあるので、動物園へ向かう人、公園へ行く人、野球場を目指す人、いろんな人が桜を見にやってくるのでとても賑わう場所です。
とはいえ、桜の咲き誇る期間もそう長くはありません。5月の連休が終わる頃には、花もしぼみ散ってしまいます。一年の内で一番注目される4月下旬~5月上旬が、もっとも旬な時期になっています。