日本でも有数の広さ!
円山公園と言えば北海道神宮!というくらい両者はセットでイメージされてる方が多いです。それもそのはず、敷地がつながっているからです。
円山公園の敷地から、広い石階段を登っていけば北海道神宮につながってるのですが、両者の境は林というか森に近いかも。
まるで、2つ併せて1つの施設になっているかのように錯覚します。直線距離だけでも地下鉄一駅分近くありそうな感じですね。
北海道神宮は北海道で一番広い神社であるのはもちろんですが、日本でも有数の広さを誇ります。
毎年、お正月には初詣の参拝客で賑わい、「中央線はここです。足元にお気をつけてお進みください」みたいなことが書かれた垂れ幕が掲げられるほど、たくさんの人が集まります。
通常なら、鳥居のある入口から本殿まで5分もかからず着くのですが、この時ばかりは人だかりでゴッタ返しになり、15~20分くらいでないと本殿の中には入れないほどになります。
僕は今年も元旦に参拝しに行きました。混雑を避けて、年明けすぐの夜中3時半過ぎでも、平日の昼間より人がいっぱいいました。
巨大な鳥居が4つある
普通、神社ならどこでも鳥居(赤くて門のような形をしたもの)がありますが、北海道神宮の鳥居は巨大です。
高さ15~20メートルはあるだろうかというくらいで、遠くからみれば誰でもわかります。その巨大な鳥居が敷地内に3つ、敷地外に1つ、合計4つもあるんです!
ちょうど、神宮への入り口となる場所に2つ(北側と南側)と、円山公園内から入れる東側にもあります。
そして、敷地外にある道路の交差点をちょっと過ぎたあたりに、道路をまたぐようにしてそびえたっている鳥居があります。
向きは西側の方を向ているのですが、敷地内にある鳥居にくらべて離れたところ東方面にあり、普通の道路をまたぐようにあるので、なぜこんなところに?と思でしょう。
ちょっと謎ですが、車で通りかかると、いきなり前に巨大な鳥居があって、その下をくぐるように車を走らせるようになっています。
敷地内にあるさらに3つの神社
北海道神宮には、本殿(北海道神社庁)の他に敷地内に3つの神社、祠のように小さな規模の境内末社があります。
それぞれ、鉱霊神社(こうれいじんじゃ)、穂多木神社(ほたきじんじゃ)、開拓神社と呼ばれるものです。
昔はありませんでした、ここ数年で建てられたものですね。本殿より離れたところに3つ並んであるので、順に参拝する人が多いです。
また、これら敷地内にある境内末社とは別に、北海道神宮頓宮(とんぐう)という境外末社もあります。場所は数キロ離れており、地下鉄で4~5駅ほど離れたところにあります。
北海道神宮の関連施設という位置づけですが、場所もかなり離れているので、北海道神宮頓宮という名称を聞かなければ、見た感じは独立した一つの神社のように見えます。
以前、僕が住んでいた場所から歩いていける場所にあり、今の住所に引っ越すまで正月は毎年ここで、お参りに行っていました。
他の神社と同じように参拝できますし、破魔矢とかお守りなどのグッズ販売、祈祷もしてくれます。
野生の動物がいっぱい
北海道神宮にも野生の動物たちがたくさんいます。円山公園と隣接していますし、近くには山がありますので、野生動物たちもよくみかけます。
野鳥はよく飛んでいますが、やはり一番の名物はリスですね。参拝に行く途中、本殿までの道を横切ったり、木に登る姿を度々目にします。
また、頭の上でガリガリする音が鳴っているなと思ったら、木の枝でリスがクルミを食べている姿だったりしたこともありました。
参拝客で人がよくいる中でも、姿をみせてくれますね。そこまで、人に対して強い警戒心をもっていないように感じます。
敷地内にあるお店
北海道神宮の敷地内にはお店が2つあります。これも数年前に建てられたものです。喫茶店というよりも、時代劇にでてくるような団子屋とか甘味処みたいなイメージですね。
一つが神宮茶屋というお店で、もう1つが六花亭という有名なお菓子メーカーのお店です。どちらも、喫茶店のように店内で食べるというより、そこで並べられてるお菓子を販売するのがメインのような間取り。
買ったお菓子を食べるためのスペースはあるのですが、それほど広くはないのでお持ち帰りがメインと考えた方が良いかもしれません。
ただ、お店の外にも木を加工して作られたベンチがありますので、温かい季節であれば、外に出てお菓子を食べることもできます。
神宮茶屋は「判官さま」という、饅頭が売りですね。鉄板の上に並べられた焼いたばかりのまんじゅうを食べられます。
食べると温かくて美味しいですが、食感はまんじゅうというよりも餅に近いです。中はアンコがはいってるので、食べるなら飲み物持参で買った方が良いです。