神宮前の駐車場の近くにあるお店
北海道神宮に隣接する建物として、まず思い浮かべるのが「神宮の杜:はくしか」です。はくしかというのは白鹿=白い鹿という意味です。
ひらがなで書かれてると、ちょっとわかりづらいかもしれませんね。でも、漢字を見れば一度で覚えると思います。ちなみに、神宮には鹿はいません。
北海道で鹿を見ることができるのは、もっと南の方ですね。南区の川の河川敷で野生のシカがいたなんて情報がたまに聞きますし。神宮にいるのは、野生の鳥やリスです。
で、前々から気になっていて一度行ってみたかったお店が、はくしかです。リニューアルオープンされたのが2021年の秋ごろ。
ちょうど、その前に足を運んだのですが、リニューアルに伴い店内改装のため、店内に入ることはできませんでした。そして、今回リニューアルにして初めて行ってきたんですね。
店内の様子
店内は、木製のテーブルや椅子などで落ち着いた雰囲気でした。テーブルは全部で6~7くらいあったでしょうか、
全14席くらいのスペースで広すぎず、狭すぎずという感じでした。ゆったりとしたBGMが流れており、くつろげる雰囲気でしたね。
窓から外の様子を見れるのですが、神宮の外の森の様子が見れて自然を感じることができ、気持ちが和みます。
僕がいったときは4月初めでまだ雪が少し残っている状態でしたが、5月になれば青々とした木や草が見えるようになると思います。
そうそう、交通アクセスは地下鉄東西線の円山公園前駅から徒歩10~15分くらいです。ちょっと歩きますね。
神宮の入口にある赤くて大きな鳥居がありますが、北側にそびえているところ、スターバックスコーヒーがある通りといえば分かり易いでしょうか。
ちょうど、近くに神宮参拝者用の駐車場があるので、そちらを目指して頂ければよいと思います。駐車場に隣接してあるというか、駐車場にあるというイメージで良いでしょう。
お粥がメインの料理
で、早速メニューを頼みます。基本的にお粥がメインなのですが、お粥+トッピング+飲みもののセットメニューか、お粥単品のどちらかになります。
単品+トッピングで頼むより、セットメニューにした方がいくらか安いですね。トッピングには、漬物、ほぐし梅、ネギ生姜、鮭いくら、わかさぎ、ほたて昆布が小皿で出てきます。
飲み物は、ごぼう茶・玄米茶・そば茶・コーヒー・コーンポタージュ・リンゴジュースです。お粥がメインなので、若者向けではないです。
味よりも量が欲しいという人には向いてないですね。精進料理と思って食べた方がいいでしょう。ファミレスとかチェーン店で食べた方が満腹にはなります。
美味しいお米の味
で気になる味の方はというと・・・美味しいです。丁寧に炊き上げたお粥というレビューを見たのですが、普通に美味しいです。
自分でお粥を作ったことはないですが、こんな風には作れないかなと思います。北海道米のゆめぴりか・ななつぼしを使っているせいか、すごく美味しく感じられました。
普段自分でご飯を炊いて食べてるのですが、明らかに米の質が違うのがよくわかりましたね(笑)。美味しいです。
そして、上にのっているゴマやネギなどのトッピングも良いアクセントでした。単品には漬物はついてないのですが、サービスでということで漬物もつけてもらえたのが嬉しいですね。
色のついた氷は何?
ただちょっと残念なことがありました。漬物のサービスは良かったのですが、もう一つ小さなショットグラスに入ってあった薄い黄色の氷。
まるでアイスの実のようなものなんですが、一目見て凍ったものだとわかるのですが、てっきりデザートだと思っていたのです。
メニューにはないけど、デザート付きなのかなと思ってました。3つ入っていて、色が濃ければ本当にアイスの実と間違えてもおかしくありません。
でもこれ・・・お粥に入れる出汁を凍らしたものだったのです。直接口に入れて甘い味を期待してたのですが、少ししょっぱい・・・。
てっきりデザートだと思っていた感覚は一瞬でなくなり、思わずなんだこりゃと思ってしまいました。
出汁は直接飲むものではないですよね・・。味見程度ならいいものの、おおきなあめ玉くらいの大きさがあったので、直接口に入れるにはちょっと多い量でした。
味覚が鈍くても絶対にわかる圧倒的な出汁の味。もしかして・・・?そう、これはお粥に直接入れるものだったのです。
凍っているとはいえ、半分シャーベット状になっており、口に入れてもすぐに溶けてシャリシャリいう状態のものです。
熱いお粥にいれれば、出汁が効いて熱さもちょうどよくなりますよね。でも、でもおかしいんです。というのも、料理が出る前に店員さんから出汁をおいておきますねと、常温の液状の出汁を別にもらっていたのです。
醤油さしのような容器にはいった薄い黄色の液体。卓上には他にも白ゴマと塩もありました。お粥を食べる時に、それらを入れて十分味を楽しんだのです。
お粥だけでは味がしませんから、液状の出汁を入れると本当においしかったんです。でも、それとは別に、氷状の出汁を別に出されて、それが出汁だとわかるでしょうか?
料理を運んでくれた時、なんの説明もありませんでした。メニューにもなかったので、たしかにおかしいとはおもったのですが。
でもこれ、説明がなければ誰も出汁を凍らしたものなんて思いませんよ。液状の出汁をすでに出された後なら、なおさらです。見た目は丸い氷なので本当にデザートだと勘違いされてもおかしくないです。
で、間違いなくデザートだと思っていたのでお粥は全部食べ終わったあとに気付き、せっかくならお粥に入れて使いたかったなぁ・・・と残念に思いました。
あとから店員さんにきくと、やはり出汁を凍らしたものだそうで、お粥に入れて食べるものだそうです。
絶対わからないですよ。マジです。事前に出汁をおいておきますねと、液状のものを出された後に、凍ったものが別に出されるなんて誰も思いません。
他のお店で似たようなサービスがあれば気付けたかもしれませんが、頻繁にお粥を外で食べにいくという習慣もありません。
人生で初です。まさか、別々に出汁がでるなんて思いもしませんでした。説明が欲しかったですね。それともう一つ。
水がセルフサービスだったのですが、お代わりしようと注ぎに行ったとき、その場所からすでにポットがなくなっていたことです。
14:30までの営業で、僕が食べ終わったときは14:15分くらい。最初に僕が水を注いだ時は十分な量の水がありました。
僕以外のお客さんがいるならわかりますが、僕以外のお客が誰もいない状態で、ポットに十分な量の水が入ってるにもかかわらず、足しに行っただけと考えるのは不自然です。
おそらくもう水は使わないだろうとさげられたのでしょう。それに、セルフサービスの水を注ぐのはグラスではなく紙コップでした。
ガラスのコップだったら、それでもポットの水を足しに行っただけのようにも見えたのかもしれません。
でも、使われていたのは紙コップ。営業時間が終わっても、さげずに次の日の営業に備えてそのまま置きっぱなしにしておくお店が多いです。
さげる必要がない紙コップはそのままにして、ポットだけさげた。まだ、僕というお客さんいるのに・・・。という感じでした。仕方がないので、お水欲しいんですけどと頼み、水を汲んでもらいました。
この2点だけですね、残念だったのは。これはお店の商品どうのこうのという問題ではなく、接客サービスの部分の問題だと思います。
出汁にしろ、お水にしろ、ちょっと一声かけるとかの工夫が必要だと思います。あと、店内にはいろんな缶詰やお菓子なども販売されていて、陳列されてあったのですが、値段が書かれてないので、いくらするんだろうと疑問に思いました。
これもわざわざ店員に聞かないとわからないのでしょうかね。まぁ、買いませんでしたが、美味しそうでしたよ。と、こんな感じです。
僕が食べてる間に、お客さんが2組ほど入ってきましたが、一組はメニューを見てそのまま引き返し、もう一組は店員さんから「完売しました」と説明されて帰っていきました。何が完売したのだろうと疑問に思いましたが・・・。